家の売却に適したタイミングはいつ?状況ごとにベストな売り時を解説

家の売却を考えているなら、いつ売るのがよいか、タイミングを考えることが大切です。タイミング次第で売却条件は異なります。少しでも好条件で家を売るためにも、売却に適したタイミングの見極め方を知り、ベストな売り時を判断しましょう。

所有している家を売却する際には、いつ売るのかタイミングを考えることが大切です。同じ家でも、タイミング次第で売却の条件が違ってくることは多いです。

少しでも好条件で売るためには、いつが最適な売り時なのかを理解しておく必要があります。さまざまな観点から売却に適したタイミングを知り、好条件で売れる時期を逃さずに家を売り出しましょう。

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相場で考える家の売却に適したタイミング

家をいつ売るかを考える際には、相場から売却に適したタイミングを見つけるという方法があります。不動産の相場は変動的なものであり、同じ家でも時期によって価格が大きく変わることも少なくありません。最適な売り時はいつなのか、相場の動きを考慮して売却するタイミングを見極めましょう。

相場の上昇が続いているなら遅く売る

家の売却を考えている時点で、不動産市場の相場価格が上昇し続けているなら、少し待ってから売ることがおすすめです。相場が上昇しているときに早く売ってしまうと、売却後にさらに相場が上がって、売り損になってしまうこともあります。

相場が上がりきってから売却することで、より好条件で売ることができ、高値での取引が可能となります。ただし、現在相場が上がっているからといって、その後ずっと上昇し続けるとは限りません。相場は上がり続けるわけではなく、どこかで落ち込み、そのまま下落トレンドに移行することもあります。

上昇しきるのを待ち続けているうちに、いつしか相場が下落して売却のタイミングを逃してしまうこともあります。相場はこまめにチェックして、下落する前に売ることが大切です。

相場が下落しているなら早く売る

不動産の相場価格が下落しているなら、早めに売ることがおすすめです。上昇の場合と同じで、下落していた相場価格が上昇トレンドに切り替わることもありますが、必ずしも上向きになる保証はありません。

また、仮に相場が上がったとしても、下落した分を上回って上昇するとも限らず、待っても好条件で売るのは難しくなることもあります。下落相場になっているなら、それ以上の損失を避けるため早めに売ることがおすすめであり、タイミングを逃してさらに価値が下落する状態は避けることが大切です。

購入時よりも相場が高いときが売り時

不動産の相場価格は変動するため、相場をチェックしているだけではいつが売却に適したタイミングか判断しづらいこともあります。そのため、売り時を考える際には、購入時よりも相場が高いかどうかをチェックすることがおすすめです。

購入時よりも相場価格が高いなら、より好条件で売りやすくなるため、売却に適したタイミングといえます。もちろん、相場が上昇傾向にあるならさらに上がるまで待つことも1つの方法ではありますが、購入時を上回った時点で売り時が来ていることは理解しておきましょう。

税金で考える家の売却に適したタイミング

家の売却に適したタイミングを考える際には、税金面を考慮に入れることも大切です。家の売却には税金がかかり、税金が高いと売却によって手元に残る資金が少なくなります。

売却のタイミング次第で、税金の負担を減らすことは可能です。節税をすることで売却によって得られる利益は大きくなり、売買による損失を出しづらくなります。

所有期間が5年を超えたとき

不動産売却によって得た利益を譲渡所得と呼び、これには所得税や住民税がかかります。各種税率は所有期間によって異なり、所有期間が5年を超えた家を売却した際には、税率が下がって節税が可能です。

所有期間所得税(復興特別所得税を含む)住民税
短期譲渡所得30.63%9%
長期譲渡所得15.315%5%

所有期間が5年を超えると長期譲渡所得に、5年以下だと短期譲渡所得になります。同じ譲渡所得でも、短期と長期で税率が大幅に異なるため、所有期間が5年を超えるかどうかのタイミングなら、少し待ってから売却したほうがよいでしょう。

ただし、譲渡所得に税金がかかるのは、あくまで売却によって利益が出た場合です。そのため、売却しても利益が出ないなら、所有期間に関係なく損失が大きくならないうちに売却することがおすすめです。

所有期間から売却のタイミングを考える際には、家を売ることで利益が出るかどうかを確認してから、売り時を探るとよいでしょう。

登録免許税が高くなる前

不動産の購入や売却時には登記手続きが必要であり、この際にかかる費用が登録免許税です。登録免許税は不動産の築年数によって税率が異なります。

不動産の種類税率が上がる築年数変動する税率
耐火建築物築25年超所有権移転登記:0.3%→2.0%
抵当権設定登記:0.1%→0.4%
非耐火建築物築20年超所有権移転登記:0.3%→2.0%
抵当権設定登記:0.1%→0.4%

不動産の構造によって税率が変動する年数は異なりますが、所有権の移転登記と抵当権の設定登記の両方で、税率が上がってしまうことは理解しておきましょう。

税率が高くなると、売却時にかかる費用が上がるため、耐火建築物なら築25年以内に、非耐火建築物なら築20年以内に売却することが節税につながります。

所有期間が10年を超えたとき

不動産の所有期間が10年を超えてから売却することで、譲渡所得にかかる所得税や住民税はさらに安くなります。

譲渡所得所得税住民税
6,000万円以下の部分10%4%
6,000万円超の部分15%5%

所有期間10年以上の家を売却する際には、軽減税率の特例が適用されるため、譲渡所得が発生しても税コストは低いです。

また、家の売却に伴い買い替えをする場合は、買い替えの特例を適用して発生した譲渡所得税を将来に繰り延べることも可能です。

所有期間が10年を超えることで適用できる特例は多くなり、税負担は減らしやすくなります。また、10年を超えて所有している家は価値が下がっていることも多く、売却しても譲渡所得が発生しないことも多いです。

そのため、売却によって得たお金が課税対象にならない場合が多いという点でも、所有期間が10年を超える家は売り時であるといえるでしょう。

相続が発生してから3年10か月以内

相続した家を売る場合は、相続発生後から3年10か月以内に売却することがおすすめです。3年10か月以内に売却することで、「取得費加算の特例」を適用でき、譲渡所得税が発生した場合により多くの経費を計上して税負担を軽減できます。

取得費加算の特例を適用することで、相続時にかかった費用の一部を物件取得費として計上できて節税につながります。相続財産を売却する場合は、3年10か月以内の売却がおすすめのタイミングです。

築年数で考える家の売却に適したタイミング

家をいつ売却するかは、所有する家の築年数も考慮に入れることがおすすめです。売却時の築年数は家の価値だけではなく、買主がどのように感じるかの観点も含めて考えることが大切です。いつまでに売るとより売れやすいのか、好条件で売却しやすくなるのかを知っておきましょう。

買主が住宅ローン控除を使える築年数
家を購入する際に住宅ローン控除が適用できるかを気にする買主は多いです。住宅ローンを適用できる築年数は、家の構造によって異なります。

  • 耐火建築物:築25年以内
  • 非耐火建築物:築20年以内

住宅ローン控除を適用することで、年末時点のローン残高の1%を所得から控除することができ、節税が可能です。つまり、耐火建築物なら築25年以内に、非耐火建築物なら築20年以内に売り出すと、住宅ローン控除を適用できるため、買主が見つかりやすくなります。

もちろん、築年数が住宅ローン控除の適用年数を超えているからといって、売却ができないわけではありません。しかし、住宅ローン控除が適用できるうちのほうが、買主が見つかりやすいことは理解しておきましょう。

35年ローンが組める築15年以内

家の購入には巨額の資金が必要であり、自己資金だけで購入することは難しいです。そのため、買主の多くは住宅ローンを組み、返済期間を35年など長めに設定する人もいます。

35年の住宅ローンを組むには、築年数が15年以内の物件が望ましく、築年数が15年以上経過してしまうと長期でのローンが組めないことも多いです。

住宅ローンを利用しての購入自体は可能であるものの、返済期間が短くなってしまうことから、買主が購入を躊躇してしまう可能性はあります。

買主の資金力や家の売却価格次第でローンを組める返済期間は異なるものの、35年の長期ローンを組むには、基本的には築年数15年以内が条件となることは覚えておきましょう。そのため、築15年以内に売却したほうが買主はローンを組みやすいため、意欲的に購入してもらいやすくなります。

資産価値が高いのは築15年まで

少しでも好条件で売却するには、資産価値が高い状態で売りに出すことが大切です。家の資産価値は築年数によって決まり、築15年を超えると価値は大幅に減少してしまいます。

そのため、好条件での売却を目指すなら、少しでも早く売ることが大切です。また、築15年までの間は、1年ごとに大きく資産価値が減少します。例えば築6年と7年のように、たった1年の差であっても価値は大幅に下がり、売却価格にも影響することは覚えておきましょう。

高値で売りたいなら築15年以内に売却することが重要であり、さらに少しでも早く売るほど、より高額で購入してくれる買主を見つけやすくなります。

時期で考える家の売却に適したタイミング

好条件での売却を目指すには、時期による需要の変動を考慮することも大切です。家が売れやすい時期にはいくつか条件があり、これに当てはまっていると、より高値で売却しやすくなります。どのような要因によって売却条件が変動するのかを知り、適切な売却のタイミングを逃さないようにしましょう。

需要が高まる春や秋

春や秋の時期は、不動産売買市場が活発に動き、需要が高まるため好条件で売りやすくなります。春は入学や入社などで新生活がスタートするため、この時期に不動産の購入を考える人は多いです。

また、秋には転勤も多く、このタイミングで新生活のための家の購入を検討する人もいます。春は2~3月が、秋は9~11月が売れやすくなるため、この時期に合わせて家を売り出すことで、好条件での売却が期待しやすいです。

家を売るまでにかかる期間は売却条件や時期によって異なりますが、基本的には3か月程度が目安です。そのため、需要が高まる時期よりも前に売却の準備を進めておき、買主が多く現れる時期を狙って売り出せるようにしておきましょう。

住宅ローン金利の低いとき

買主は家の購入時に住宅ローンの条件を参考にすることが多く、金利が低いときほど購入意欲は高まりやすいです。金利が低いと住宅ローンを借り入れた際に、最終的に返済する金額が安くなります。

つまり、買主はより少ない負担でローンを借りることができ、資金調達におけるハードルが低くなるため、購入意欲が高くなりやすいといえます。

反対に高金利のときはローンの返済額が増えてしまうため、買主側の条件は悪いです。買主にとって好条件のときほど不動産は売れやすく、低金利のタイミングが家の売り時であると考えましょう。

大規模修繕の直後

マンションの場合は、建物の大規模修繕を行った直後が売却のタイミングとしておすすめです。大規模修繕が完了していることで、買主は建物の修繕費用の負担を減らすことができ、好条件で購入しやすくなります。

また、修繕を終えていることで売却価格も維持でき、売主側にとっても好条件になりやすいです。大規模修繕を控えている状態だと、買主は修繕費用の負担の心配や工事による生活環境の悪化などを心配して、購入意欲が下がってしまうこともあります。

修繕を直近に控えている場合は、これが完了してから売り出したほうが、より好条件で買主を見つけやすくなるでしょう。

家を売るタイミングに関する注意点

家を売るタイミングを考える際には、注意しておきたいポイントがいくつかあります。

  • 新築物件は買ってすぐに売るべきではない
  • 売却の時期にこだわりすぎないことも大切
  • 売り時がわからないときは専門家に相談する

これら3つの注意点を踏まえて、損失が出ないタイミングで家を売却しましょう。

新築物件は買ってすぐに売るべきではない

家は築年数が浅いほど資産価値が高く、好条件で売却しやすいです。しかし、新築物件を買ってすぐに売るのは損失が大きくなりやすいため、注意しなければなりません。

新築で購入してすぐに売る場合は、家もきれいな状態であり、買主から好条件を提示してもらえることもあります。しかし、新築物件は誰かが住んだ時点で新築のブランドがなくなってしまい、販売価格の70~80%程度まで資産価値が減少してしまいます。

つまり、購入して住んだ時点で資産価値は下がっており、すぐに売却しても購入価格を全額取り戻すことはできないと考えましょう。

築年数が浅いうちに売る場合は、新築購入後すぐではなく、築5年以内を目安にすることがおすすめです。築5年以内ならそれほど価値も下がっておらず、かつ数年は住居として利用できるため、損失が出づらくなります。

時期にこだわりすぎないことも大切

好条件で売却するには、どのタイミングで売り出すかは重要です。しかし、売却の時期にこだわりすぎてしまうと、最適な売り時を逃してしまい、かえって損をすることもあるため注意しなければなりません。

時期を見極めて売却することは大切ですが、それだけではなく、なぜ不動産を売却する必要があるのか、理由の部分にも目を向けておきましょう。

例えば転勤や出産、子どもの独り立ちなど、ライフスタイルの変化によって家の売却を考えているなら、これらの理由に合わせて速やかに売却したほうがよいこともあります。

時期を気にしすぎて売却が遅れてしまうと、ライフスタイルの変化に対応できなくなってしまうこともあります。好条件で売りやすいタイミングを見極めると同時に、不動産売却の理由も考慮して、私生活に影響が出ないように売却活動を行いましょう。

売り時がわからないときは専門家に相談する

いつが最適な売り時かわからない場合は、専門家に売却のタイミングを相談することがおすすめです。家の売却相談をする専門家としては、不動産会社がおすすめです。不動産会社は不動産売買についての専門知識を持った担当者がいるため、売却理由も合わせて伝え、いつ売るともっともよいかを相談してみましょう。

信頼できる不動産会社を探すには、一括査定サイトを利用して、複数社から査定を受けてみることがおすすめです。同じ家でも不動産会社によって査定の結果は異なります。そのため、複数社の結果を比較して、好条件を提示している不動産会社で、かつ相場価格から大きく離れていないところに相談することがおすすめです。

すまいステップなら、ネットで物件情報を登録することで、複数社から一括で査定を受けられます。登録は2~3分程度で済むため、売却予定があるなら一度利用してみることがおすすめです。不動産会社と相談して適切なタイミングを見極めることで、家はより好条件で売りやすくなります。

さまざまな観点から総合的に判断して家の売り時を見極めよう

家を売る際には、いつが適切な売り時なのかを見極めることが大切です。売却するタイミングは、複数の観点から考える必要があります。不動産の相場価格や税金面、築年数や時期など、考慮すべき要素は多数あります。

さまざまな観点から総合的に判断することで、より最適な売り時を判断しやすいです。不動産の専門家にも相談しながら適切な時期を判断し、最適なタイミングでの家の売却を目指しましょう。

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