空き家を0円で購入できるのは本当?物件の探し方と所有する際の注意点

空き家を0円で手に入れることができることをご存知でしょうか。空き家問題が社会問題として取り沙汰されている現在、空き家をなんとかして活用しようという取り組みも進められています。そのなかのひとつが無料でもよいので空き家を引き取ってほしいという人と空き家を探している人とのマッチングです。

空き家は本当に0円で購入することができるのでしょうか。この記事では空き家を0円で購入する方法について解説します。なぜ0円なのかについても解説しますので参考にしてください。さらに0円空き家の探し方と購入の際の注意点についても紹介します。

リナビス
リナビス

あなたの家の適正価格が分かる
【完全無料】 一括査定

リナビス
step1
リナビス
step2
完全
無料
診断スタート

空き家が0円で売り出される3つの理由

いくら空き家とはいえ0円というのはいくらなんでも不安になるでしょう。空き家が0円で売り出されるには3つの理由があります。空き家が0円で売り出される理由をよく理解しておくことで、安心して購入することができるでしょう。空き家が0円で売り出される3つの理由について解説します。

所有し続ける負担を減らすため

空き家は誰も住んでいない状態ですが、実は維持費が発生しています。利用予定のない家であってもそこに家がある以上は固定資産税が発生するのです。さらには保険や光熱費、メンテナンス費用などのランニングコストがかかります。

こうした費用は月にすると微々たるものでも蓄積すればかなりの金額になるでしょう。とくに遠方にある空き家の場合には、管理で現地にいくまでの手間や交通費も必要です。管理を業者に委託した場合でももちろん費用がかかります。

このように所有しているだけで必要となるランニングコストを節約するために空き家を早く手放したいと考える人もいます。そのため0円でもよいから引き取ってもらいたいという人がいるため空き家が0円で売りに出されるケースがあるということです。

いつまでも購入希望者が現れないため

空き家の売却は想像以上に難しいケースも多くあります。利便性の高いエリアであれば古い空き家でも売れる可能性はあるでしょう。ただ山奥にある空き家や購入しても解体しなければならないような空き家の場合は高値で売れることが難しくなります。

所有者が最初はそれなりの価格で売り出していたけれどいつまで経っても売れず、どんどん値下げした結果最終的には0円の域に到達するというケースも少なくありません。

売却活動にもそれなりの費用がかかります。不動産仲介を利用していれば仲介手数料も必要です。0円で売却した場合には仲介手数料が必要なくなる可能性が高くなるため最終的には0円を選択する売主も少なくないのが現状です。

空き家の解体費用を節約するため

土地だけにしてしまえば売却できる見込みはあるが、解体費用のほうが高額になりそうというケースもあります。この場合はコストを計算して空き家の状態で0円でもよいから手放したほうが損が少ないと判断する売主もいます。

解体費用は広さによっては100万円以上かかることが多くあります。そのため解体したあとの土地を自分が活用する予定がないのであれば、解体費用をかけずに空き家の状態で手放したほうが節約になるのです。

0円の空き家を探す3つの方法

0円で購入できるなら空き家を購入したいと希望する人もいるでしょう。では具体的に0円の空き家はどのように探せばよいのでしょうか。0円の空き家を探すための3つの方法について解説します。

住みたい地域の空き家バンクを利用

まずひとつめは空き家を探したい地域の空き家バンクを利用するという方法があります。空き家バンクは空き家問題を解決するために各自治体や自治体から委託された団体が運営しているマッチングシステムです。

売主が空き家バンクに自分の空き家を登録することで、空き家の利用希望者に自治体から空き家が紹介されます。自治体はあくまでも売主と買主をマッチングさせるだけで、契約などに関しては当事者間で行う必要がある点が特徴です。

多くの自治体が空き家情報を掲載したサイトを運営していますので、誰でも簡単に空き家情報を閲覧することが可能になっています。さらに詳しい情報を知りたい、空き家を実際に見学したいという場合には自治体に利用者登録をする必要がありますので注意が必要です。

空き家バンクの利用は無料になっています。自治体が運営するため営利目的ではないという点も利用者にとってメリットになるでしょう。ただし場合によってはマッチングが成立したタイミングで地元の不動産会社の利用が条件となっている自治体もあります。

当事者間のトラブルを回避するためという目的もあるため、不動産会社を介することは悪いことではありません。自分が利用する空き家バンクは最終的にどのような手順で空き家の売却を行うのかを確認しておくことをおすすめします。

0円空き家のポータルサイトで検索

空き家バンク以外にネット上で0円空き家を探す方法があります。それが0円空き家のポータルサイトの利用です。ポータルサイトでは空き家バンクと同様に空き家の売主と購入希望者のマッチングが可能になっています。

サイトにアクセスすると物件を売りたい人、買いたい人用のページが用意されているケースが大半です。買いたい人用のページなどで物件情報を入力して検索することが可能になっています。全国の物件を取り扱っているサイトもあればエリアを限定しているサイトもあることがわかるでしょう。

ほとんどのサイトでは物件の外観や間取り、中の状態を撮影した写真を掲載しています。そのため自宅にいながら物件を探すことも可能です。

欲しい物件がみつかった場合にはサイト運営者に問い合わせます。メール、電話、問い合わせフォームなど問い合わせ方法はさまざまです。

問い合わせを行い、実際に物件を見学に行く予定を立てましょう。0円とはいえ内覧せずに契約するのは危険です。購入の際には必ず内覧をすることをおすすめします。

親族や友人にいらない空き家はないか相談

空き家を探している場合、インターネットを活用すると効率的に0円空き家を探すことができます。ただ、意外に近くに空き家を持て余している人がいる可能性もあることは頭に入れておくとよいでしょう。

とくに地方の空き家については所有者が遠方にいたり、管理がされていなかったりしてそのままの状態で放置されていることも多くあります。所有者が放置しているとインターネットで検索してもその物件に出会うことはできません。

必要ないと思いながらも売却するのは面倒と感じて放置している人もいるはずです。そのような物件であれば個人間売買で空き家を手に入れることができることもあります。

そのため人を頼りに空き家を探すという方法も検討してみましょう。親戚、友人、知人などに空き家の情報がないか聞いてみると意外と情報が入ってくる可能性があります。インターネットも活用しながら身近なところからの情報にもアンテナを張っておくとよいでしょう。

暮らしやすい0円の空き家を厳選するコツ

居住することを前提に0円空き家を購入する場合は、どのような物件を見つけたいのかを明確にしておく必要があります。家族構成や将来のこと、0円で購入してからどうするのかなど具体的に考えてみましょう。暮らしやすい0円の空き家を厳選するコツについて解説します。

家族で希望の条件を話し合う

家族で居住する場合には、家族全員でどんな物件が希望かを話し合いましょう。立地や環境など、どのような希望があるのかをリストアップするとわかりやすくなります。家族構成によっては学校の近くがよい、駅近がよいなどさまざまな条件が出てくるでしょう。

ただしあくまでも0円空き家であるため、すべての条件を満たす物件を見つけるのは困難です。そのため、条件に優先順位をつけておくことをおすすめします。この条件は妥協できるなど家族でしっかり話し合っておくことで快適に暮らすことができる0円の空き家を選ぶことができるでしょう。

再建築不可の物件は避ける

0円の空き家を購入してそのまま居住するという人はなかなかいないかもしれません。リフォームやリノベーションをしてから居住するという人が多いでしょう。もちろんそのまま居住しても問題ない物件であれば初期費用なしで家を手にすることができます。

ここで問題となるのが0円の空き家を購入して解体してその土地に新しく建物を建設する予定を立てている場合です。0円空き家の購入では土地の状況などは自分で事前に調査する必要があるケースが多くあります。そのため、いざ購入して解体したけれど実は再建築不可の物件だったということもあり得るのです。

再建築不可とはどういうことかというと、すでに建物が立っていても解体して更地にしてしまった場合には再度建物を建てることができないことを指します。

なぜこのようなことが起こるのかというと、大きく関係するのは都市計画区域と準都市計画区域です。都市計画区域と準都市計画区域とは、計画的にまちづくりを進めるエリア、人があまりいないけれど重要なエリアなので制限を設けておく地域のことを指します。

ここに指定された区域には勝手に建物を建てることができません。そのため解体する予定で空き家を探す場合には地域の状況について事前にしっかりと調べておく必要があります。

これ以外には接道義務というものもあります。これは「幅員4メートル以上の道路に2メートル以上接していないといけない」というものです。これは緊急時に救急車や消防車が入れるようにするために設定されているものになります。

この条件が満たされていない場所には建物を建てることができません。こうした指定があるのになぜ現状で家があるのかと疑問に感じる人もいるでしょう。これは法律が制定された年度に関係があります。

建築基準法は昭和25年に制定され、都市計画法は昭和43年に制定されたものです。そのため昭和25年以前に建てられた建物や都市計画区域等に指定される前に建てられた家屋のなかには条件を満たしていないものも存在するということになります。

こうした物件を購入してしまうと建て替え、増改築ができないためそのまま住むしか方法がありません。リフォーム程度なら可能であるためリフォーム前提で購入することもできます。ただし耐震に問題があった場合などはリフォーム程度ではおさまらないことも多いため注意が必要です。

さらに再建築不可の物件は不動産としての価値が低いと判断されるため住宅ローンが利用できない可能性が高い点も覚えておきましょう。

家の状態は目視で確認

0円の空き家を購入する場合、内覧は必須です。0円というからにはそれなりの問題を抱えている可能性は高いと考えておきましょう。内覧では外観や間取りだけでなく設備の状態などもしっかり確認することが必要です。具体的には次の項目は最低限確認しておきましょう。

  • 基礎部分のひび割れ
  • 外壁のひび割れやはがれ
  • 雨漏りの跡
  • 水漏れの跡
  • 木材の腐食がないか
  • 壁紙の破損やはがれ
  • サッシの傾きや開閉状態
  • 設備の稼働状態

おおよそこのような項目をチェックしておくとよいでしょう。リフォームや解体を検討している場合はおおまかなチェックでも問題ないですが、そのまま居住する予定の場合はとくに入念なチェックが必要です。

もしも問題が見つかり、その問題が簡単に解決できそうにない場合には0円であっても購入は避けたほうがよいでしょう。その部分を自分でなんとかしてでも購入したいという希望があればまずは売主に相談してみるのもひとつの方法です。

空き家は0円でも購入手続きで出費

0円で空き家が購入できるというと一切の出費なして家を所有することができると考える人も多いでしょう。ただここで理解しておきたいのは物件は0円でも購入の手続きには費用が発生するという点です。0円の空き家を購入する際に発生する費用について解説します。

空き家の譲渡で贈与税

空き家を0円で購入すると表現していますが、実際には0円で手に入れると資産を受け取ったという解釈になります。つまり贈与を受けたということになるため贈与税の課税対象になるということです。

でも家は0円なので税金はどのように計算されるのだろうかと不思議に思う人もいるでしょう。このケースでは空き家の相続評価額をもとに税金が算出されます。贈与税には基礎控除があるため110万円は計算上で差し引くことが可能です。

名義を変更するための登録免許税

0円で空き家を手に入れる場合でも名義変更は必要です。元の所有者から自分の名義に変更するための手続きには登録免許税が必要となります。

登録免許税は登記手続きを行うために国に納める税金です。土地や建物の評価額に税率を乗じることで算出されます。空き家の場合には軽減措置が適用されるため通常よりも安い価格で手続きすることも可能です。

購入する空き家にかける保険代

空き家を0円で購入した場合でも、もしもに備えるため、火災保険や家財保険、地震保険などに加入する必要があります。とくに築年数が経過しているものについてはさまざまな可能性を考慮してしっかり保険に入っておくとよいでしょう。購入と同時に保険の手続きを行い、保険料を納めます。

空き家を0円で購入する注意点

空き家を0円で購入できたらとてもラッキーです。ただ、注意しておかなければ損をしたりトラブルに巻き込まれる可能性があることは理解しておきましょう。空き家を0円で購入する際の注意点について解説します。

老朽化が激しい空き家で高額のリフォーム費用

0円で購入した空き家をリフォームしようと考えている場合に注意したいのがリフォームにかかる費用です。0円で購入したのにリフォームにかなりの額をかけることになるのであれば、同額の物件を探して購入したほうがよいケースもあります。

古民家のよさを残しながらリフォームしたい、どうしてもそのエリアに住みたいなどの理由がある場合はリフォームに費用をかけても問題はないでしょう。ただ、そこまでのこだわりがない場合には購入を決める前にリフォームにかかる費用の見積もりを取ってみることも必要です。

0円で手に入れても結果的に高額な費用が必要となってしまっては意味がありません。ただし、自治体によってはリフォームに補助金が出ることもありますので、この辺りもしっかり確認して損がない条件で0円の空き家を手に入れましょう。

不動産会社の仲介なしの売買でトラブル

空き家バンクやポータルサイトを利用して0円の物件を見つけた場合、個人間での売買となるケースが多くあります。個人間での不動産売買は可能です。空き家バンクの場合もマッチングまでは行いますが契約は当事者同士で行うことが求められているケースが多くあります。

個人間売買では仲介手数料などが必要ないため節約にはなるでしょう。ただし、書類の作成や購入後に物件に問題が見つかった場合の責任問題などトラブルが起こりやすいということは頭に入れておきましょう。

場合によっては訴訟に発展するケースもあります。不安が強い場合には費用がかかったとしても仲介を利用することを検討してみましょう。

将来家を簡単に売却できない

空き家を0円で購入した場合、長年は住めない可能性もあるでしょう。そもそも0円で売り出されていた物件であるため何かしらの問題を抱えていることは理解しておく必要があります。ではこれがどのような問題につながるのかを考えてみましょう。

元の所有者が0円で売却したということは万が一、自分が手放そうと考えた場合も簡単には売却できない物件であることは理解しておきましょう。大幅なリフォームや建て替えをした場合は簡単に売却することができる可能性は残っています。

ただそのままの状態や簡単な修繕だけで居住していた場合には自分も0円で手放すことを検討しなくてはならないでしょう。さらに売れない場合には最終的に自分の代で処分しておかなければ子どもたちに相続してもらうことになるため場合によっては迷惑をかける可能性もあります。

どうしても売却したい場合には不動産会社に仲介を依頼して売却活動を行うことがおすすめです。一括査定を利用して不動産の相場を把握しましょう。もともと0円であることからそれほどの高額を期待せずに確実に売れる額を目指すとよいでしょう。

すまいステップの一括無料査定では全国の優良な不動産会社とのみ提携しているため0円空き家も安心して査定依頼することが可能です。一度の査定で同時に4社に査定を依頼することができます。複数社からの査定額を比較して売れやすい価格設定を行うことも大切です。

0円の空き家は慎重に選ばないと後悔をしやすい

0円ならとりあえず購入しておこうなどと安易に考えて0円の空き家を購入してしまうと後悔することになりかねません。利用する予定がある、利用価値がある空き家であればよいでしょう。ただ、利用予定がない、利用価値もあまりなさそうとなると維持費だけが延々とかかり続けることになります。

さらにいざ手放そうとしてももともと0円で売りに出されていた物件であるため簡単には売却できません。そのため0円であったとしても慎重によく考えてから選ばなければあとから困った事態になる可能性が高いことを理解しておきましょう。

タダより高いものはないという状態にならないためにも信頼できる不動産会社に相談するなどして損のない物件を選ぶようにしましょう。

【完全無料】うちの価格いくら?